かにの出汁の取り方
出汁の取り方
出汁の基礎知識
出汁を取るときには欠かせないかつお節ですが、そのままのかつお節はどう保存すればいいのか、パックに入ったかつお節は開封前、開封後もかつお節は同じ方法で保存していいのか?など疑問に思ってしまい、詳しく調べてみました。
かつお節の保存方法、賞味期限についても合わせてご紹介します。
Contents
知っていましたか?かつお節は「世界で最も硬い食品」と言われているのです。
かつお節はかつおの身を煮て、乾燥させて、カビつけなど様々な工程を経て作られます。
かつお節というと、薄く削られたもののイメージがあると思いますが、厳密に言うと薄く削られたかつお節のことは削り節と言います。
ポイント!
※↑これらの点にご注意の上で、以下読み進めてみてくださいね。
基本的に常温で保存しても問題ありませんが、裸のまま放っておくと梅雨の時期はカビがついてしまったり、かつお節に付く小さな虫が発生する場合もあります。
かつお節につく虫は有害なものではありませんが、かつお節の表面のカビを落としてしまいます。
削ってないそのままのかつお節はラップを巻いておく、暖かい時期は冷蔵庫保存、寒い時期は常温での保存がおすすめです。
大きいパックに入っている削り節や、小分けされている削り節の保管方法については、直射日光を避け冷暗所で保存と記載されていることがほとんどです。
開封前の削ったかつお節は味や風味が落ちないように窒素ガスが充填してあるため、常温保存で問題ありません。
かつお節は削った瞬間から劣化が始まっていくため、酸素に触れないように窒素ガスが充填されています。
削り節のパックを開封すると、酸素に触れてかつお節が劣化し旨味や風味が落ちていきます。
美味しいかつお節のまま保存したい場合は、開封後は空気を抜いて冷凍庫で保存をしましょう。
冷凍庫で保存の際はジッパーつきの密封袋などを使うと便利です。
削り節は冷凍してもかたまらないため解凍の必要はなく、冷凍庫から出した削り節は料理にすぐに使うことが出来ます。
かつお節は水分が少なく劣化も進みにくいため、腐りにくく賞味期限がないようなものです。
加工の工程の違いにより「荒節」「枯れ節」「本枯れ節」と3種類に分かれていますが、荒節は燻すまでの工程のみでカビつけは行われていません。
かつお節の枯れ節はカビつけ工程までをしたもの、本枯れ節はカビつけと天日干しの工程を何度もして熟成させたものです。
かつお節につけるカビは、人体には無害で安全性が高くかつお節を美味しく仕上げるためのものでもあり、悪いカビや細菌の増殖を防いでくれます。
枯れ節、本枯れ節のかつお節は表面にカビつけがされているため、特に保存性が高く劣化の進みも遅いと言えます。
荒節はカビつけされていないため、カビつけされたかつお節よりも虫や悪いカビがつきやすいため、長く使いたい場合は冷蔵庫で保存をおすすめします。
かつお節は保存方法を守っていれば長く食べられますが、悪いカビや虫、異臭がする、味が変などの異変があれば食べないようにしてください。
まとめ
未開封の削り節はメーカーによって違いはありますが、賞味期限は1年ほどです。
開封前であれば、パックに書かれている賞味期限を守れば問題ありません。
開封後は酸素に触れて劣化が進むためなるべく早めに使うといいでしょう。
常温の場所に開封して放置した削り節と、冷蔵庫で空気を抜いて保存した削り節を比べると、味の変化がわかるほど酸化します。
削り節は低温では腐敗しにくいので、開封しても記載している賞味期限までは食べられますが、味の変化はあります。
冷凍庫で空気を抜いて保存した削り節であれば、1か月ほどは美味しく食べられますよ。
まとめ
かつお節の保存方法と賞味期限についてご紹介しました。
かつお節や削り節は長く持つものだと思われがちですが、保存方法によって大きく変わります。
出汁を取る際にはかつお節の種類にもこだわる方もいらっしゃるかと思いますが、適切な保管ができるかによっても味に影響が出ます。
かつお節・削り節の適切な保管方法を知って美味しい出汁を取りましょう。
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この記事を書いている人:ダシグチ ヤス子
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美味しいごはんと家しごとが好きな主婦です。
家事代行のお仕事もしていて料理に毎日触れるなかで、出汁を自分で取るようにしてから料理が格段に美味しくなり、出汁の魅力に取りつかれました。
家庭での美味しい出汁の取り方・活かし方についての情報を発信していきます。